コミンカコナイカについて About Us
コミンカコナイカとは
古民家はその土地の暮らしや文化を象徴する存在であり、自然と共生したつくりやその独特の風合いには、他には代えがたい魅力があります。しかし、ライフスタイルの変化や人口減少等を背景にその数は年々減少しています。
私たちは古民家を地域資源と位置づけ活用することで、既存ストックの有効活用といった空き家対策はもちろんのこと、地域の活性化にも繋げられるのではないかと考えています。
そこで、行政(群馬県、市町村)と民間事業者が連携して、県内の各地域で官民共創による古民家再生・活用チーム「コミンカコナイカ」を組織し、チームの活動により古民家を活用することで、地域の活性化や魅力的なまちなみの創出、循環型社会の実現等を目指します。
「コミンカコナイカ」という言葉には、ぐんまのコミンカ(古民家)に来て活用してもらいたい、そして、ともに地域を盛り上げたいという想いが込められています。
コミンカコナイカの活動内容
古民家の活用方法は住まい以外にも、店舗やオフィス、宿泊施設、地域のコミュニティ施設などさまざまな可能性が考えられます。しかし、多くの場合、活用までにはさまざまなハードルが待ち構えています。
私たちは、官民共創によるネットワークや多様なメンバー構成といったコミンカコナイカチームの特徴を活かし、それらのハードルにワンストップで対応し、古民家所有者と活用希望者に活用までの道筋を提案します。また、民間のフットワークと行政の安心感をもつこともチームの特徴です。
古民家は残念ながら全てが再生、活用できるわけではありません。なかには老朽化等により取り壊さざるを得ないものもあります。しかし、その建物で使われている梁や柱などは、部材としての活用の可能性を秘めています。
古材とは、古民家のような古い建物で使われている梁や柱、造作材などの木材を指します。昔の大工の手仕事が残る古材は、一つ一つ異なる個性を持ち、長い年月をかけて生み出された新材にはない風合いを持つとともに、乾燥が進むことで強度が高まると言われており、再利用可能な資源として注目されています。
コミンカコナイカでは、やむを得ず取り壊されてしまう古民家の古材を集め、流通させ、活用してもらうことで、古民家の記憶を後世に継ぐとともに、循環型社会の実現に貢献します。
Definition コミンカコナイカ事業における古民家=コミンカの定義
以下のいずれかを満たすもの。
- 概ね築50年以上経過している建物
- 地域に根付き、地域の景観に寄与している建物
いわゆる「古民家」以外の建物も、地域の歴史や風土、事業の目的に応じてエリア毎に活用対象に。
Target コミンカコナイカが主にターゲットとする古民家
江戸時代から昭和初期にかけて建てられ、日本の伝統的な生活様式や文化を反映した建物で、木材や瓦、土壁などの自然素材を使用し、気候や風土に適した工夫を施した、地域や人々の思い出に残るもの。
具体例:伝統工法・越屋根・せがい・板壁・引き戸や障子、縁側による通風、採光など
About Team チームについて
コミンカコナイカのチームには、地域ごとに古民家活用のマッチングに取り組む「地域コミンカコナイカ」と、その活動をサポートし事業全体を統括する「ぐんまコミンカコナイカ」があります。
ぐんまコミンカコナイカ
地域コミンカコナイカをサポートし事業全体を統括するチーム
地域コミンカコナイカ
現在「桐生みどり」「富岡」「渋川」「嬬恋」「鬼石」でチームが活動中です。各チームで連携し、県全体のネットワークを活かしながらコミンカ活用に取り組みます。
Cominka Conaika 組織概要
ぐんまコミンカコナイカ
地域コミンカコナイカ
- 桐生・みどりコミンカコナイカ
- 富岡コミンカコナイカ
- 渋川コミンカコナイカ
- 嬬恋コミンカコナイカ
- 鬼石コミンカコナイカ
古民家や古材の再生・活用を通じた地域の活性化や魅力的なまちなみの形成、循環型社会の実現を目的とする。
コミンカ活用事業
- コミンカ活用のマッチング
- 荷物の片付け、整理
- コミンカ改修設計
- コミンカ改修工事
- 事業計画作成支援
- 家守
- イベント企画、開催
- 地域資源の発掘、エリア開発の構想
- 官民共創チームの組織
- コミンカデータベース作成・管理
- 資金調達支援
- 政策提言、研究調査
古材活用事業
- コミンカの取り壊し、古材の買い取り
- 古材販売
- 古材を活用したコミンカ改修の提案
- 古材を活用した製品開発
- 古材活用ネットワークの構築、運営
Team Member メンバー紹介
2021年12月に空き家活用部門の地域おこし協力隊として渋川市へUターン移住。2023年1月自ら空き家を購入。リノベーション講習の開催や地元高校生とのワークショップ、リノベーション作業を実施中。移住体験施設へと計画、作業中。
企業のブランド構築や地域活性デザインの活動を進める中、事業構想大学院大学にて事業づくりを学び、2023年に「一般社団法人 風街浪漫舎」を設立。同年、群馬県嬬恋村に移住。民間事業者たちの連携による「嬬恋あいさいの村づくり協議会」を立ち上げ、集落移住活性のためのプロジェクトを推進している。
キャベツ農家/株式会社むらおもひ 代表取締役。嬬恋村のキャベツ農家に嫁いで34年。農業を営みながら、さまざまな地域活性化活動に携わる。昨年「嬬恋村のあしたのために、今できる種まきを!」をビジョンに株式会社むらおもひを立ち上げた。村内外の人が集うコミュニティカフェを開業予定。
農業と観光の村促進のための官民連携の推進をはじめ、町づくり業務(主に別荘居住者対策)に携わる。2016年より空き家古民家調査・活用に関する活動を進めるほか、別荘滞在者向けのクラインガルテンの企画や、地域の歴史や物語の発掘と伝承の活動に携わる。
北軽井沢すずらん村管理事務所の代表。別荘地の管理人を30年。大工仕事、土木工事、伐採作業、車両機械修理、金属加工などの知識と経験を持つ。好きな言葉は「最適化」。が、自他ともに認める器用貧乏。
2020年に富岡市の妙義山の麓にデザイン建築会社 MYG round株式会社を設立し、全国各地での設計建築案件に携わる。各地方の魅力をあるべき価値に置き換えることを心がけ、自身では2021年より一棟貸古民家宿「sazare」を運営する。戸建て住宅から店舗まで文脈を意識したものづくりをしている。
暮らす宿 ほしのいえ 運営責任者
藤岡市移住定住支援員
群馬県前橋市生まれ。文化人類学を学んだことをきっかけに、オーストラリア先住民アボリジニの伝統文化・音楽を現地で一年学ぶ。帰国後日本の文化を再発見。2015年ほしの糀をスタート。日本の発酵食の基礎「糀」を製造販売し、発酵文化を楽しく学ぶ場作りをおこなっている。2020年鬼石地区の里山にて築80年の養蚕古民家をリノベーション開始。民泊・イベントスペース・コミュニティなど古民家に新たな価値を宿すべく、自身がそこで生活しながら暮らす宿ほしのいえを運営している。
マネージャー
鬼PICTH代表
群馬県議会議員事務所スタッフ
群馬県藤岡市生まれ。高校まで藤岡市で過ごす。山梨学院大学政治行政学科卒業。 地元藤岡市をもっとおもしろいまちにしたいという思いから、藤岡市地域おこし協力隊になる。鬼石地域をメインに移住支援、SNSによる観光PR、地元民と移住者をつなげる役として活動。 出産を機に協力隊を辞め、その後は旦那と、「絵本と喫茶トキノオト」のキッチンカーで藤岡市を中心にイベント出店やイベント企画に携わる。また、藤岡市の桜山公園にあるシェアカフェ「みんなのカフェしき」にて営業を行う。 最近では、群馬県議会議員、金沢みつたか事務所のスタッフとしても働きながら、鬼石の個人事業主のコミュニティ団体「鬼PICTH」の代表として活動も始める。
藤岡市移住定住支援員
群馬県伊勢崎市境出身。海外のゲストハウスでの経験から「大好きな地元群馬にもこんな宿を作りたい」という思いが生まれ、帰国後は東京・品川にあるゲストハウスで経験を積むことに。そこで街づくりに関わっていた方にご縁を頂き、藤岡市鬼石で「鬼石ゲストハウスさんと宿」を開業。宿を通じて群馬の魅力を発信している。
合同会社天竺社員
株式会社ボーンレックス執行役員
古谷デザイン
2019年より群馬県藤岡市鬼石地域で動画制作を中心としたプロボノ活動をスタート。
鬼石のフェスイベント「鬼Rock」の立ち上げに携わり、チラシデザイン、グッズ制作、HP制作、動画制作などを担当。
2020年Find Gunma動画コンテストにて制作した「鬼石夏祭り」が優秀賞を受賞。
2023年、鬼石夏祭り公式PR動画として本動画が採用される。
2023年5月、東京から家族で鬼石地域へ移住。現在までに地域内でヘッドスパサロン晴レりの立ち上げ支援、民泊宿「天竺」の立ち上げを行う。
Contact お問い合わせ
古民家を所有している方
空き古民家、どうしよう。古民家の処分(売却、賃貸借)てどうすればいいの?
古民家を活用したい方
古民家を活用してみたいけど、購入?賃貸?どちらがいい?
民間事業者の方
行政、まちづくり会社、不動産会社、設計事務所、工務店、移住コーディネーター等。
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